【1945 Air Force:上級者への道 6】各パラメータの要素を知ることでより効果的な強化策を考える

2022年6月8日

 左下のスロットの画面のオレンジ色枠部に「パワー」という数値があります。

 この「パワー」という数値は、基本的には「総攻撃力」と「総防御力」の2つを反映した値になり、この「パワー」値を上げていくことこそが1945 Air Forceの根本的な目標とも言えます。

 そこで、この「総攻撃力」と「総防御力」の表示された数値の意味合いを紐解いていきたいと思います。

 まず、左上の画面の黄色矢印部の?マークを選択すると、中央画面が表示されます。この画面の黄緑色枠部に基本的な「攻撃力」のパラメータが表示されています。

 次に、この中央画面で水色矢印部の?マークを選択すると、右の画面が表示されます。この画面に、「ダメージボーナス統計」と言われる、「攻撃力」に追加強化される割合が表示されています。

 そこで、まずは、中央画面の黄緑枠内の白い数字とオレンジ色の数字が何を意味しているのか紐解いていきたいと思います。

白い数字とオレンジ色の数字が意味するもの

 まずは、分かりやすいように簡略化した図を先に示したいと思います。

 まず、白い数字は「基礎攻撃力」を表します。この「基礎攻撃力」の意味合いについては、後に説明します。

 次に、オレンジ色数字は「基礎攻撃力」に「追加攻撃力」を足した値である「総攻撃力」を表します。

 そこで、まずは「追加攻撃力」の計算法について説明したいと思います。

「基礎攻撃力」×「ダメージボーナス統計」の割合(%)=「追加攻撃力」

 「ダメージボーナス統計」は、証明書や装備・副操縦士など上図で記載の全ての項目の合計割合になります。

 この合計割合「基礎攻撃力」に乗じた値が「追加攻撃力」になります。

週毎に1種類のダメージが30%強化される週毎のダメージボーナス統計は、「ダメージボーナス統計」に対する30%

 週毎に1種類のダメージが30%強化されることは、【1945 Air Force:ギア 6】ギア・ディビジョン戦の観点から見た最適な機体・ウィングマン・デバイスの組み合わせなどでも説明しました。

 この30%強化=1.3倍は、実は「基礎攻撃力」ではなく、「ダメージボーナス統計」に対する30%強化になります。

 この点は強化策を考える上で非常に重要なポイントになるので、後に再度説明したいと思います。

具体例

 そこで具体例として、冒頭で示したTier 3機体(TERMINATOR 第2形態)のスペシャルな銃の「攻撃力」である白い数字とオレンジ色の数字の計算式を下に示しました。

 まず、「基礎攻撃力」19.76Mが基盤にあります。

※ 尚、1K=1,000、1M=1,000K=1,000,000です。

 次に、19.76×299.57/100 Mが「追加攻撃力」になります。「ダメージボーナス統計」の画面では、水色矢印部に相当します。

 ただし、この週はショッキングダメージの強化週でしたので(TERMINATOR 第2形態はショッキングダメージ)、さらに30%upします。

 ここで注意するのは、19.76×299.57/100 M+19.76×30/100 Mではなく、19.76×[299.57/100×1.3] Mが、「追加攻撃力」という点です(黄緑色矢印部)。つまり、週毎に強化される30%のみ、「基礎攻撃力」にかかるのではなく、「ダメージボーナス統計」にかかります。

※ 装備や証明書など「ダメージボーナス統計」の項目は全て、「基礎攻撃力」のみにその割合がかかる点で大きな違いと言えます。

週毎のダメージの種類が強化される期間では、装備は「攻撃系」寄りにすると効果がさらに高まる

 先述の③から、週毎のダメージの種類が強化される期間は、「ダメージボーナス統計」をより高く設定すれば、その分、30%強化の効果がより高まると言えます。

 特に調整しやすいのは、装備を「攻撃系」寄りに編成するとより高い効果を得られます。

 ちなみに、装備を「攻撃系」に全振りすると、max 90%「攻撃力」が上昇しますので(VIP 18以降はmax 99%になりますがここでは便宜上、max 90%とします)、週毎のダメージの種類が強化される期間でそのダメージに該当すると、90%×0.3=27%分の追加上昇の恩恵を受ける計算になります。

 この点については、分かりやすいように具体例も追記したいと思います。

 下図が、装備を「防御系」に全振りしている場合の例です。「基礎攻撃力」を1000、「ダメージボーナス統計」を合計 200%としました。

 すると、ダメージ強化週でない場合、「追加攻撃力」は2000ですが、ダメージ強化週の場合、下図の通り、「追加攻撃力」は2600になり、600上昇することが分かります。

 元の「基礎攻撃力」1000からみれば、実質は30%ではなく60%上昇の恩恵を受けていることが分かります。

 次に、装備を「攻撃系」に全振りして、max 90%「攻撃力」上昇にしている場合を下に示しました。

 「ダメージボーナス統計」は290%になりますので、ダメージ強化週でない場合は、「追加攻撃力」が2900。ダメージ強化週の場合は、下図の通り、「追加攻撃力」が3770になります。

 したがって、ダメージ強化週の場合、870上昇しており、元々の「基礎攻撃力」1000からみれば、実質は30%ではなく87%上昇の恩恵を受けていることが分かります。

 つまり、装備を攻撃系」に全振りしている場合と「防御系」に全振りしている場合では、ダメージ強化週においては、その「基礎攻撃力」上昇値に87-60=27%もの差が生じることになります。

 したがって、ダメージ強化週においては、自身の主要機体がダメージ強化に該当する場合、装備を「攻撃系」に全振りするのが、"ダメージ強化週を最も有効利用している"と言えます。

 “30%なんて大したことない"と思っている方がいたとしても、"実質、87%上昇している"と聞いたら気持ちが変わる方も多いかもしれません。

「基礎攻撃力」とは

 では、白い数字の「基礎攻撃力」とは何を表しているかも説明したいと思います。

 やはり、分かりやすいようにまずは図示してみました。

 具体例として、Tier 3機体の主要な銃で説明したいと思います。

 ギア画面を開くと右上のような画面(画面Aとします)が表示されると思います。

 「基礎攻撃力」とは、画面Aで示したオレンジ色枠内数字+黄緑色枠内数字+赤色枠内数字になりますので、それぞれについて説明していくこととします。

オレンジ色枠内数字

 画面Aのオレンジ色枠内数字は、機体それぞれが単独で有する「Tier 3機体単独の攻撃力」になります。

黄緑色枠内数字

 画面Aの黄緑色枠内数字は、「Tier 3機体単独の攻撃力」にギアのダメージ強化割合を乗じた値になります。

 上図例では60%強化される為、0.6を乗じた値になっています。

赤色枠内数字

 画面Aの赤色枠内数字は、「合体元のTier 2機体のギアのダメージ強化割合×10%+合体元のTier 1機体のギアのダメージ強化割合×5%」を、「Tier 3機体単独の攻撃力」に乗じた値になります。

 ここで重要な点は、「合体元のTier 2機体単独の攻撃力×ギアのダメージ強化割合×10%+合体元のTier 1機体単独の攻撃力×ギアのダメージ強化割合×5%」ではない点になります。

具体例

 そこで具体例として、冒頭で示したTier 3機体(TERMINATOR 第2形態)の主要な銃の「攻撃力」である白い数字の内訳を下に示しました。

「主要な銃」の「基礎攻撃力」である7.62Mの内訳について考えます。

 まず、Tier 3機体単独の攻撃力(「主要な銃」単独の攻撃力)が4.39Mになります(デフォルト値)。

 この値にTier 3の「主要な銃」のギアによるダメージ強化割合 60%を乗じた値、つまり4.39M×0.6=2.634Mが黄緑枠内の値になります。

 さらに、Tier 2機体 Aの「主要な銃」のギアによるダメージ強化割合が25%、Tier 2機体Bの「主要な銃」のギアによるダメージ強化割合が35%なので、その合計は60%ですが、このうち10%である6%がTier 3に引き継がれます。Tier 1機体も同様に35%+35%+45%+35%=150%のうち、5%である7.5%がTier 3に引き継がれます。

 したがって、Tier 2・Tier 3から引き継がれる割合は計13.5%になり、これをTier 3機体単独の攻撃力 4.39Mに乗じた値が赤色枠内の値としてTier 3機体へ引き継がれる形となります。

 重要な点は、例えばTier 2機体であれば、80.4K×25%×10%+80.6K×35%×10%つまりTier 2機体の攻撃力×10%が引き継がれるわけではなく、あくまでTier 2機体のギアの割合×10%が引き継がれる点にあります。

合体元のTier 2・Tier1のギアの引き継ぎ効果は、Tier 3機体の「基礎攻撃力」を上げれば上げる程、恩恵が大きくなる

また、ジェム・レンチの投資あたりの引き継ぎ値上昇効果の観点では、Tier 2のギアもTier 1のギアも費用対効果は同じ

 先述の通り、合体元のTier 2・Tier 1のギアの引き継ぎ値は、あくまで合体元のギアの「割合」が引き継がれる為、同「割合」がかかるTier 3機体の「基礎攻撃力」を上げれば上げる程、その恩恵をより多く受けることとなります。

 また、合体元のギアを強化すればする程、Tier 3機体への引き継ぎ値(「割合」)も大きくなりますが、Tier 2ギアと比較してTier 1ギアは、強化に必要なレンチ・ジェム数が約半分である一方、Tier 3への引継ぎ値も半分になります。つまり、強化に必要なレンチ・ジェム数あたりのTier 3への引継ぎ値上昇効果は、Tier 1ギアとTier 2ギアでほぼ等しいので、この観点からはどちらのギアを優先して強化しても費用対効果は同じです。

 尚、「ダメージボーナス統計」の項目は引き継がれないことが判明した為、例えば、合体元のギアのアクティベート値などは合体先には引き継がれませんのでご注意下さい。

※ Tier 3機体の引き継ぎ値について説明しましたが、Tier 2機体の場合はTier 1機体のギアの割合の15%が引き継がれます。

※ スペシャルな銃 及び主要な銃を例に説明しましたが、他の銃や「防御力」の項目、ウィングマンやデバイスについても表示されたパラメータの意味するものは同様の考え方になります。

エンジンについては、一律、上記パラメータには反映されない仕様になっています。

※ 画像は、アプリゲーム 1945 Air Forceより同運営の許可を得た上で引用しています。