【1945 Air Force:上級者への道 5】TERMINATORとEXECUTIONERの編成のメリット

2022年6月16日

 スロット編成を考える上で無視できない非常に重要な点があります。

 それは、4つのスロットのうちいずれか1つにでも編成しておけば、その他のスロットも自動で強化する機体が存在することです。

 下に示したTier 1の4機体、Tier 2の2機体、Tier 3の2機体の計8機体がそれに該当します(Tier 3はTERMINATOR 第1形態、EXECUTIONER 第2形態)。

 共通点は、いずれもサポートエンジンⅠ・Ⅱの両者を搭載しているという点になります。

 当記事では、その仕組み・理由について説明したいと思います。

 まずは、本題に入る前にサポートエンジンⅠとサポートエンジンⅡの機能について復習したいと思います。

【1945 Air Force:エンジン 1】エンジンの種類と性能で説明している内容をより深掘りした記事になります。

下記の効果は、サポートエンジンを"強化"していなくても発動します。下記に記載の効果値はサポートエンジンの強化ゼロ状態のデフォルト値として記載していますが、強化すればその効果は強化分さらに高まります。ただし、サポートエンジンを"開放"していなければその効果は発動しないことにご注意下さい(つまり、機体レベルを☆6以上、できれば☆8以上まで上げることは必須)。

サポートエンジン Ⅰ

 サポートエンジンⅠは、デフォルトでは搭載している機体+ウィングマン+デバイスの「総攻撃力」(=1秒あたりのダメージ)を5.0%増加させます。

 【1945 Air Force:エンジン 2】エンジンのレベルの上げ方でも説明している通り、エンジンのレベルを上げることで、このデフォルトの「5.0%」の数値を上げることができます。

 一見、大したことなさそうなエンジン機能ですが、この後に説明する点で他の攻撃系エンジンと比較して非常に優れたエンジンと言うことができます。

サポートエンジンⅡ

 サポートエンジンⅡは、デフォルトでは搭載している機体+ウィングマン+デバイス「総HPの10%分のシールド」を張ります。

 【1945 Air Force:エンジン 2】エンジンのレベルの上げ方でも説明している通り、エンジンのレベルを上げることで、このデフォルトの「10%」の数値を上げることができます。

 また、このシールドの持続時間は、プレイ開始から「総HPの10%分」を消費しきるまで永遠に持続します。

 【1945 Air Force:上級者への道 1】常にシールドを張り続けることは可能か?でも説明していますが、シールド機能として非常に優れたエンジンと言うことができます。

サポートエンジンⅠとⅡの効果は、他のスロットにも適用される

 そして、最も重要な点は、エンジンの中でこのサポートエンジンⅠとⅡのみ、その効果が他のスロットにも適用される点にあります(説明文の「戦闘に参加するすべての航空機の」に相当します)。

 そこで、それぞれに対して具体的にどのように適用されるのか説明したいと思います。

サポートエンジンⅠの他のスロットへの効能

 仮に下のようなスロット 1~4編成を組んだとします。すると、スロット 4に設置したTERMINATOR第1形態のサポートエンジンⅠの効果によって、スロット 4に設置したTERMINATOR第1形態+ウィングマン+デバイスの「総攻撃力」×5%が、スロット 4によるプレイ時に付与されます。

 さらに、このスロット 4にかかった「総攻撃力」上昇値と同じ上昇値が、スロット 1~3プレイ時にもそれぞれ付与されます。

 ここで重要なのは、例えばスロット 2プレイ時に付与される「総攻撃力」上昇値は、スロット 2の「総攻撃力」×5%ではなく、スロット 4の「総攻撃力」×5%ということです。つまり、サポートエンジンを搭載している機体を設置しているスロットの「総攻撃力」が高ければ高い程、他のスロットに付与される「総攻撃力」上昇値が高くなると言えます。

※ ただし、この各スロットに付与される「総攻撃力」上昇値は、各スロットの「総攻撃力」の基礎値の3倍までという上限があります(日本語訳には上限値の記載がありませんが、英訳には記載があります)。

 具体例を提示した方が分かりやすいと思いますので、下に各スロットの「攻撃力」を仮値として設定したものを図示してみました。

 仮にスロット 1~4の「総攻撃力」を仮値として下記のように設定した場合(スロット 4にサポートエンジンⅠを搭載する機体を設置)、スロット 4の「総攻撃力」10,000×5%=500分が各スロットの「総攻撃力」に付与されます。すると、例えばスロット 1では、「総攻撃力」の基礎値 3,000に500分が追加され、3,500に「総攻撃力」が上昇します。したがって、元々の3,000からみれば3,500/3,000=約1.2倍(=+20%)「総攻撃力」が上昇したと考えることができます。

 ここでスロット 1とスロット 2を比較していただければ分かりますが、「総攻撃力」の基礎値が低いスロット 2の方が、より「総攻撃力」付与の恩恵を受けていることが分かります。

 ただし、既に説明の通り、各スロットの「総攻撃力」の基礎値の3倍以上の付与を受けることはできませんので、スロット 3の場合、上限値の50×3=150だけ「総攻撃力」が付与されます。

 したがって、例えば、スロット 4が全てTier 3☆max、スロット 2が全てTier 2☆max編成であったとすれば、スロット 2に対しては、スロット 2の「総攻撃力」の基礎値からしてみれば5%ではなく約88%=1.88倍の「総攻撃力」上昇値が付与されることになります(単純計算では、1.5×1.28の10乗=17.6倍(Tier 2☆max→Tier 3☆maxの攻撃力上昇度)の5%=0.88倍)。

※ 【興味ある方のみ参照下さい】サポートエンジンⅠの説明文通り、厳密に解釈すると、「スロット 4の機体の攻撃力」×5%が「別のスロットの機体の攻撃力」に上乗せ。「スロット 4のウィングマンの攻撃力」×5%が「別のスロットのウィングマンの攻撃力」に上乗せ。「スロット 4のデバイスの攻撃力」×5%が「別のスロットのデバイスの攻撃力」に上乗せされます。したがって、別のスロットは合計で、「スロット 4の機体の攻撃力」×5%+「スロット 4のウィングマンの攻撃力」×5%+「スロット 4のデバイスの攻撃力」×5%の付与を受けます。これを5%でくくると、「スロット4の機体+ウィングマン+デバイスの攻撃力」×5%=「スロット4の総攻撃力」×5%と同値ですので、結局上記の通り、「スロット4の総攻撃力の5%が別のスロット総攻撃力に付与される」と同意義になります。

サポートエンジンⅡの他のスロットへの効能

 サポートエンジンⅠと同様のことが、サポートエンジンⅡでも言えます。

 サポートエンジンⅠと同様、下のようなスロット 1~4編成を組んだとします。すると、スロット 4に設置したTERMINATOR第1形態のサポートエンジンⅡの効果によって、スロット 4に設置したTERMINATOR第1形態+ウィングマン+デバイスの「総防御力=総HP」×10%分のシールドがスロット 4によるプレイ時に付与されます。

 さらに、このスロット 4にかかったシールドのHP値と同じHP値のシールドが、スロット 1~3プレイ時にもそれぞれ付与されます(シールドのHP値は、各スロットのプレイ開始時にリセットされ満タン状態で再発動します)。

 ここで重要なのは、例えばスロット 2プレイ時に付与されるシールドのHP値は、スロット 2の「総防御力」×10%でなはなく、スロット 4の「総防御力」×10%ということです。つまり、サポートエンジンを搭載している機体を設置しているスロットの「総防御力」が高ければ高い程、他のスロットに付与されるシールドのHP値が高くなると言えます。

※ ただし、サポートエンジンⅠ同様、この各スロットに付与される「総防御力」上昇値は、各スロットの「総防御力」の基礎値の3倍までという上限があります(日本語訳には上限値の記載がありませんが、英訳には記載があります)。

 サポートエンジンⅠ同様、具体例を提示した方が分かりやすいと思いますので、下に各スロットの「防御力」を仮値として設定したものを図示してみました。

 仮にスロット 1~4の「総防御力」を仮値として下記のように設定した場合(スロット 4にサポートエンジンⅢを搭載する機体を設置)、スロット 4の「総防御力」10,000×10%=1000分のシールドが付与されます。すると、例えばスロット 1では、「総防御力」の基礎値 3,000からみれば1,000/3,000=約0.3倍(=33%)分のシールドが付与されると考えることができます。

 ここでスロット 1とスロット 2を比較していただければ分かりますが、「総防御力」の基礎値が低いスロット 2の方が、よりシールド付与の恩恵を受けていることが分かります。

 ただし、既に説明の通り、各スロットの「総防御力」の基礎値の3倍以上の付与を受けることはできませんので、スロット 3の場合、上限値の50×3=150分までのシールドが付与されます。

 したがって、例えば、スロット 4が全てTier 3☆max、スロット 2が全てTier 2☆max編成であったとすれば、スロット 2に対しては、スロット 2の元々の「総防御力」からしてみれば10%ではなく約100%=2.0倍のHP値のシールドが付与されることになります(単純計算では、1.7×1.28の10乗=20.0倍(Tier 2☆max→Tier 3☆maxの攻撃力上昇度)の5%=1.0倍)。

サポートエンジンⅠ・Ⅱの有効活用法

 既に説明の通り、サポートエンジンⅠ・Ⅱは、それを搭載すると機体のスロット以外のスロットにもその効能を持つという非常に優れた特異なエンジンと言えますので、ぜひスロット編成の1つに加えるのが良いのではないかと考えます。

 その場合は、これも既に説明の通り、サポートエンジンⅠ・Ⅱを搭載する機体のスロットの「総攻撃力」・「総防御力」を可能な限り上げておくと、他のスロットへかかるアドバンテージがより高くなりますので、サポートエンジンⅠ・Ⅱを搭載する機体のスロットウィングマンやデバイスも意識した編成を組むと良いと思います。

 また、サポートエンジンⅠ・Ⅱを搭載するTier 3のTERMINATOR 第1形態・EXECUTIONER 第2形態は、いずれもメインの弾丸幅が狭く、アクティブスキルの観点からも、もう一つの形態の方が一般的に好まれる機体とも言えます。したがって、メイン機体にするのではなく、上記サポートエンジンⅠ・Ⅱの効果目的に2番手のような感覚でスロットに編成していただくのが良いのかもしれません。

※ 尚、サポートエンジンⅠ・Ⅱの効能を求めるだけであれば、サポートエンジンⅠ・Ⅱを搭載する機体を複数編成する意義はありません。

 見落としがちな非常に有用な効果ですので、Tierトーナメント編成時など、ぜひスロット編成の一つの参考にしていただければと思います。

※ 画像は、アプリゲーム 1945 Air Forceより同運営の許可を得た上で引用しています。